2016年5月6日金曜日

NetDuetto Reaper マルチトラック録音設定の覚書


マルチトラック録音用の設定


  1. 通常のトラックを作成し、NETDUETTO2 vst bridge を挿入(これをトラック1とします)
  2. Insert -> Virtual Instrument on new track で、インストゥルメンタル トラックを作成
  3. VSTi: NETDUETTO2 vst bridge (submulti) を選択
    自動的にNDからの出力を受け取るトラックが作成されます
  4. この時点で、自分のモニター音は 通常のVSTと VSTi 両方からの音が聞こえる為、
    トラック1 の ROUTING 設定で Master/Parent send チェックを外す。
  5. (録音をする場合)NETDUETTOからの出力の各トラックの録音設定を
     Record: output -> stereo へ変更
他の方法でモニター音が2重に聞こえる問題を解消すると、
設定方法によっては、音は聞こえていないのに NETDUETTO の相手へは音が送られている、
もしくは逆のシチュエーションになることもあるので注意してください。
入力音がNETDUETTOで送信されているかどうかは、NETDUETTO内の入力メータに注目。


モニターのルーティング設定で気を付ける点


自分自身は聞こえてるがNETDUETTO越しの相手には届いてない状況
(トラックのルーティングを直接マスターに送った場合)、もしくはその逆の状況
を作ると、自分も相手も気付かない問題に陥りやすいので(セッションではよくある問題)
プロジェクト内では、NETDUETTOのマルチ出力を経由してマスターへ送る等、
一貫したルールを設けると良いかもしれません。

入力設定


次に、自身の入力の設定。複数入力がある場合は、
NETDUETT2 vst bridge を挿入したトラック1へ送るようにルーティングを組みます。

  1. 新規オーディオトラックを作成
  2. ROUTING から Add New Send でトラック1を選択
  3. (I/Fからの楽器入力の場合) Recording Monitoring を on もしくは auto に設定

設定の保存


録音用に毎回プロジェクトを作る事を想定するなら、テンプレートとして保存しておくと便利です。

File -> Project Templates -> Save Projects as template

新規プロジェクトを作る時、File -> Project Templates から呼び出し可能になります。


又、複数の入力デバイスを切り替えて運用する場合、
Reaper はコマンドライン引数で、起動時に読み込む設定を切り替えることも出来ます。
詳しくは、reaper.exe /help と引数を与えて実行。